- お気に入りのNFTを手に入れたけど、どう使うの?
- SNSのアイコン以外のNFTの使い道ってあるの?
- NFTに興味あるけど、具体的な使い方が知りたい。
NFT、買ったはいいけどどう使うのって思ったことありませんか?
ほとんどの人がSNSのアイコンにしていると思いますが、それ以外の使い方ってどんな方法があるのでしょうか。
今日はあやさんのように、NFTに興味を持ったり、すでにNFTを持っている人に向けて、主なNFTの使い方を紹介していきます。
NFTの可能性は無限大です。あなたもぜひ、新しい使い方を考えてみてください。
NFTは始まったばかり、というかまだ始まってもいないので今後様々な使い方が出てくると思います。
【2023年】NFTの使い方4選
現状(2023年5月時点)の主なNFTの使い方は限られています。
- SNSのアイコン(PFP)
- SNS(Twitter)のヘッダー
- ギフトNFT(寄付の証明)
- コミュニティへの参加券
主にこの4つが現時点での使い方です。
また、NFTは趣味嗜好品なので、「仲間を集める」という効果もあります。
釣りやゴルフ、家庭菜園など、同じ趣味の人を見つけると話がはずみますよね。
特定のNFTをSNSのアイコンにしていると、「私はこのNFTが好きです」と言っているようなものなので、好みが似た人が集まります。
そして、「marimo」や「sloth」など育てる系のちょっと変わったNFTもあるので、今日はそちらも紹介しますね。
NFTはこれから盛り上がる
最初に言いましたが、NFTはまだ始まっていません。
将来性のあるテクノロジーですが、使っている人が少ないし、沢山の人に使われるようになる条件もまだ揃っていないので、結論まだ始まってません。
現在、日本でNFTを楽しんでいる人は1万人前後だと言われています。僕の肌感だとそれ以下のようにも感じますが。
2022年頃は日本でもかなり盛り上がって、企業の参入や発信する人もたくさんいましたが、いったん落ち着いた感があります。
そして、「沢山の人に使われるようになる条件もまだ揃っていない」と言いました。
どういうことかというと、現在のNFTは扱えるデータ量が少ないんです。
NFTには「オンチェーンNFT」と「オフチェーンNFT」と言われるものがあるのですが、現在の主流は「オフチェーンNFT」です。
おんちぇーん?おふちぇーん?なんですかそれ?
簡単に言うとオンチェーンNFTは純度100%のNFTで、オフチェーンNFTは純度60%くらいのNFTです。
オンチェーンNFT
すべてのデータがブロックチェーン上に刻まれているNFT。
オフチェーンNFT
画像データなど容量の重たいデータはブロックチェーンの外、つまり外部(ハードディスク的な)に保存されていて、ブロックチェーンにはデータ保存先のURLが刻まれているNFT。
※ブロックチェーンについては、下記記事を見てみてください。
なので、今主流のNFTはデータを保管している会社がなくなると、データもなくなります。
良く言えば工夫されていますが、悪く言うと、今主流のNFTは「中途半端」です。
これが、扱えるデータ量が増えて、オンチェーンNFT主流になってくると、流行ってくると思います。
今はまだその一歩手前。なので、まだ始まってないんです。
【事例】具体的なNFTの使い方4選
それでは具体的に事例も紹介しながら、NFTの使い方を見ていきましょう。
SNSのアイコン(PFP)
PFPとは「profile picture」のことで、SNSのプロフィール画像のこと。
NFTの使い方で最も一般的なものが、TwitterなどSNSのプロフィール画像に設定することです。
- 先端技術を使っている満足感。(どやれる)
- 自分の好みを画像で伝えることができる。
- 趣味が似た者同士が集まる。
- 信頼性、権威性が上がる。
SNSのプロフィール画像がNFTだと、その画像自体に発信力が付きます。
たかが1枚の画像データですが、自分がどういう趣味嗜好の人間なのかを何も言わなくても伝える力があります。
これはいくら文章で説明しても理解しづらいかもしれないので、実際に設定してみることをおすすめします。
NFTをPFPに設定する方法は大きく2種類あります。
- 購入したNFTの画像データを普通にプロフィール画像に設定する
- SNSと自分のウォレットを接続してNFTを表示する
①の方法は今までと同じ設定方法ですね。
SNSのプロフィール編集画面で、アイコンをタップして、フォトライブラリなどから好きなものを選んで設定する方法です。
購入したNFTの画像を、スクショや長押しで保存して設定します。
②の方法は本格的な方法です。Twitter Blueに登録して課金をする必要があります。
- NFTを購入(イーサリアムチェーンのNFT)
- Twitter Blueに登録(月額1,400円程度)
- Twitterにウォレットを接続
- PFPにしたいNFTをコレクションから選ぶ
- 最後に設定を保存して完了
この方法でNFTをプロフィール画像に設定すると、アイコンが丸から六角形になります。
六角形のアイコン、かっこいいですね。権威性があります!
六角形のアイコンはタイムラインで目立ちます。
知っている人は、「お!NFT持ってるんだ。」と思うし、知らない人は「何この六角形のアイコン。」と感じるはず。
六角形のアイコンをタップすると、そのNFTに関する情報が見れるようになっています。
これだと思えるNFTと出会えたら、ぜひTwitter Blueに登録してPFP設定してみてください。
やってみる価値ありますね!
SNS(Twitter)のヘッダー
キングコング西野亮廣さんのツイッターのヘッダーがまさにそれです。
★キンコン西野亮廣ツイッター画像
★CHIMNEY TOWN Landscapeリンク
NFTをPFPにする文化は結構浸透していますが、ヘッダーにNFTを使うというのはメジャーじゃない。
西野さんはそこに目をつけたようで、AIにえんとつ町風の画像を生成させてNFTにしています。
ツイッターって自分の小さなホームページみたいなものだから、PFPだけじゃなくてヘッダーにもこだわりたいですね。
ギフトNFT(寄付の証明)
あなたは寄付をしたこと、ありますか?
NFTは寄付にも使われているんです。
有名なのは、西野亮廣さんの「絵本支援NFT」や、放課後キャンパスクラブの「こども支援NFT」などです。
★それぞれの画像とリンク
このギフトNFTは他のNFTと違って、売り買いでお金を稼ぐなど金銭的なメリットを狙ったものではありません。
純粋に、「寄付したい人」と「寄付していただきたい人(団体)」をつなぐNFTです。
寄付は寄付した方も、寄付された方も幸せな気持ちになる行為ですが、寄付した方は正直ちょっと褒めてほしい、寄付した自分偉い!という気持ちが少なからずあると思います。
とはいっても、「私は寄付をしました!」と自分からアピールするのは、ちょっと…。
そんなとき、この「ギフトNFT」がその需要を埋めてくれるんです。
ウォレットを見れば、その人が持っているNFTを見ることが出来ます。
その人のウォレットに、「ギフトNFT」が入っていると、「この人はあの団体に寄付したんだ。」とわかるわけです。
寄付したことを、さり気なくウォレットでアピールできる仕組み、それが「ギフトNFT」です。
NFTの情報はブロックチェーンに記録されるので、永遠にその記録が消えることは有りません。あなたが死んだ後も、「寄付をした」という記録は残り続けます。
自分の行動が、永遠に記録されるってすごいですね。
コミュニティへの参加券
最後に、コミュニティの参加券の役割をするNFTについてです。
NFTは、デジタルデータの所有権を証明する事ができます。
だから、ある特定のNFTがウォレットに入っていると、そのグループを応援していることに繋がり、仲間として認識してもらえます。
NFTが会員証の役割をしてくれるんです。
有名なコミュニティは、「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」と「CHIMNEY TOWN DAO」です。
アメリカのYuga Labs社が製作販売している猿のNFTで、ジャスティン・ビーバーなど多くのセレブが所持しています。
2021年4月からOpnen Seaで販売されていて、
販売当初は0.08ETH(約20,000円)
2022年初頭には最低90ETH(約2,700万円)
累計取引高は400,000ETH(1,000億円以上)を超えている超有名なNFTです。
所有者しか参加できない「discordグループ」があります。
BAYCのOpen SeaリンクURL
西野亮廣さんが所属する、株式会社CHIMNEY TOWNが運営するコミュニティ(DAO)で、「SHINZO」と言われるNFTを所有していることが参加の条件になっています。
西野亮廣さんの作品の二次創作などを、自主的に行ったりしているコミュニティです。
ディスコードリンクURL
どちらも、参加者が限定されているコミュニティなので、discordの中でどんな会話がされているのかは、入ってみないとわかりません。
あやさんは、特別なコミュニティ興味ありますか?
なんですか?
いや、何でも無いです。
番外編
最後に番外編ということで、ちょっと変わったNFTを紹介します。
けんすうさん(←ツイッターURL)の、「marimo」や「sloth」というNFTです。
けんすうさんは、インターネットでおもしろいコミュニティサービスを作っている方で、チェックしておくと、最新のIT業界情報が手に入りますよ。
育てるNFT「marimo」
- NFTに興味を持つ人の裾野を広げる。
- 頻繁に売り買いをしてお金を稼ぐよりも、時間をかけてじっくり育てることを楽しむ。
というコンセプトのNFTです。
「水換えをたまにすると、だんだん大きくなる。」という面白いNFTです。
- 15時間に0.01mmずつ成長する。
- 水が濁っていると成長が止まる。
- 1日で1%ずつ水が濁っていく。
という仕組みになっています。
おもしろいですね!
ただし、水を換えるためには手数料(ガス代)がかかります。
「水を交換した。」という事実を、ブロックチェーンに記録するため手数料がどうしてもかかってしまいます。
育てる系が好きな方は、ぜひ一度試してみても面白いかもしれません。
お世話をするNFT「sloth」
次に、比較的新しいプロジェクト、お世話をする系のNFT「sloth」です。
コンセプト(設定?)は下記の通り、
- 毎日終電まで働いているがんばりやさん。根は怠惰な動物だから生産性は高くないし、服も着ない。
- あなたはお仕事の手伝いをすることはできないけど、お世話ができます。
「sloth」は「marimo」と同じように育てる系の要素も有りつつ、きせかえもできるので楽しさの幅が広がります。
いろんなキャラとコラボもしているので、自分の「sloth」に好きなキャラの服を着せ替えたりして遊ぶことも出来ます。
また、slothに着せる服を自分でデザインして、販売することも2023年夏(7月ごろ)からできるようにするそうです。
コレクション要素、ゲーム要素、収益化要素など様々な事ができるNFT、「sloth」であなたもぜひ遊んでみてはいかがでしょう。
あやさんのきぐるみを、slothが着るってのも面白いね。
なまけものに着られるの、なんだか変な気分ですね。
【2023年】NFT使い方まとめ
安く買って、高く売る。
NFTは今まで「投機的」な扱いを受けることが多かったように感じます。
別に悪いことではないですが、「デジタルデータの所有権を証明できる。」という面白い特徴を持った技術を、お金儲けだけに使うのはもったいないですよね。
今日は、2023年5月現在のNFTの使い方4選ということで、NFTの代表的な使い方を4つ紹介しました。
- SNSのアイコン(PFP)
- SNS(Twitter)のヘッダー
- ギフトNFT(寄付の証明)
- コミュニティへの参加券
せっかくNFTを買うのなら、大切に「育てる」イメージで、NFTとともに暮らしていけると素敵ですね。
あなたも新しいNFTの使い方、自分だけの遊び方を探してみてください。
今後必ず流行るNFT、一足先に楽しみ尽くしましょう。